■ボーイスカウト京都第29団とは
正式名称は「日本ボーイスカウト京都第29団」といいます。
スカウト活動は「団」と呼ばれるグループを活動の単位とし、当団は1955年(昭和31年)の開講100年記念奉賛事業の一つとして、翌1956年(昭和31年)3月22日に本堂において、各界来賓のご出席と府警音楽隊のご出演を得るなか発隊式を挙行し、京都第29隊の隊号が授与され誕生しました。
以降、発足当初より現在に至るまで本門仏立宗本山に所属するスカウト団とし、また一面、地域密着の団として、北野にある本山宥清寺を拠点に活動しています。
当団はビーバー隊からローバー隊まで全5部門をそろえてスカウト活動をしています。その活動を支えるために団の組織として団委員会・団会議、育成会が一体となり運営されております。
月例で行う団会議では各隊の活動報告と予定を中心に報告を行い、各隊間の調整を行っています。
団委員会は月例で行い団運営にかかわるスカウト教育以外の部分を受けもっています。
入隊したこどもの保護者は育成会に入会します。育成会は団を援助する組織であり、保護者とボーイスカウト活動に賛同して下さる賛助会員で構成されています。
これらの各種スタッフには青少年育成に意欲のあるボランティアの方々にお願いしておりますが、子ども達と一緒に社会性を高めて頂く意味でも、保護者方には是非リーダー、団委員などの活動を担っていくこともお願いしております。
スカウト活動はボランティアで成り立っています。リーダー、団委員にはスカウト経験者もいれば、スカウト経験のない保護者の方もおられますが、できる範囲でお手伝いをしていただいております。
各家庭にはそれぞれ事情があると思います。手伝いたくてもどうしても都合がつかないという方もいらっしゃるでしょう。協力ができなければボーイスカウトには入れないということはありません。
一番大切なのは「スカウト運動を理解し子供のために何かしてあげたい」というその気持ちなのです。もちろん、「何かお手伝いしたい、できますよ」という方がいらっしゃれば喜んでお願いいたします。
月平均1回の活動をしています。
おもに日曜日に団本部(宥清寺)やスカウトハウス(仁和小学校南)でゲーム、クラフト、ピクニックを行います。
低い年齢のビーバースカウト活動では、「あそび」を通じて仲間と仲良くし、自然に親しみ、楽しみや喜びを感じることを主眼においています。
月平均1~2回の組集会と隊集会を行います。活動場所は団本部、スカウトハウスが拠点となっています。
「ギャングエイジ」と呼ばれるこの年代のこどもは何でもやってみようという好奇心いっぱいで、モットーは「いつも元気」です。
スカウトらしい活動も増えて、ロープワークやピクニック、いろいろなスカウトの技術を習得しボランティア活動もがんばります。また年1~2回野外キャンプがあり、こどもたちは大きく成長してゆきます。
カブ隊では自分で考え自分のことは自分ですること、そしてルールを自ら作って守ること、正義、忍耐、誠実、友愛、協調性、責任などを学び、自立心や想像力を身につけます。
月平均2~3 回の班集会、隊集会を行います。班単位での活動が多くなり一人ひとりが班の運営のために明確な役割分担をし、指導力と責任感を養って行きます。
高度な野外活動の技術を習得するようになり、春は一泊二日以上、夏は二泊三日以上の隊キャンプを実施し、テントの設営から炊事まで自分たちですべて行います。
奉仕活動も母体である本山宥清寺の清掃奉仕や地域での緑化募金、その他女子駅伝の自主整理などをしています。
また、ほぼ毎年、海外や全国、地域のボーイスカウトの大会(ジャンボリーなど)に参加し、スカウトの交友を広げる活動もしています。
与えられたプログラムを実践することよりも自分たち、または個人で企画立案したプロジェクトを今までの経験を生かし実施展開してゆきます。またそのプロジェクトの成果を積極的に評価する制度も整っています。
内容は社会・地球環境、国際文化、高度な野外活動、体力つくり・スポーツ、文化活動、得意分野の探求、奉仕活動、ジュニアリーダーと多肢にわたっています。
自ら課題を設定し、調査、実験及び実習によって、自分の人生を自ら切り開くことを目標としています。
また、自分たちのスカウト活動とともに各隊へのリーダーとしての参加が多くなります。
指導者として活動することによりよき社会人となるための研鑽もします。